B型肝炎の給付金請求訴訟


B型肝炎の感染経路は、B型肝炎患者の血液や体液を介さない限り感染しません。感染するケースとしては、B型肝炎に感染している女性が出産する時は母子感染、それ以外では、医療従事者がB型肝炎患者の治療時に、誤って注射針を刺してしまうなどです。

注射針の使い回し現在では考えられないことですが、以前はB型肝炎の予防接種をする時、注射針の使い回しをしていました。B型肝炎の予防接種を受けるのは生後1歳未満ですから、注射針の使い回しによって多くの乳幼児がB型肝炎に感染してしまったのです。

これは完全に予防接種をする側の認識の甘さと管理不足が招いた結果であり、国もその責任を認めています。B型肝炎の予防接種を受けたことで、B型肝炎のウイルスに感染してもすぐに気づかず、女性の場合は出産時に母子感染で子供にもB型肝炎が感染してしまうケースがありました。

国が責任を認めているため、意図せずB型肝炎に感染してしまった人を救済する制度として、B型肝炎の給付金請求訴訟を行うことで給付金を受け取ることができます。予防接種によって感染してしまったとしても、B型肝炎に感染する経路は他にもあるため、訴訟を起こし、裁判をして「集団予防接種によってB型肝炎に感染したこと」を証明する必要があります。集団予防接種で感染したとしても、裁判をして認められないと給付金を受け取ることができません。そのため患者自身では対応しきれないので、弁護士に依頼することになります。これがB型肝炎の給付金請求訴訟です。